1948-12-20 第4回国会 衆議院 大蔵委員会 第12号
○堀江委員 第二國会におけるタバコ値上法案の際には、われわれは九百四十三億の專賣益金は、國民所得の上からとうてい得られないという上において、私は絶対反対したものであります。
○堀江委員 第二國会におけるタバコ値上法案の際には、われわれは九百四十三億の專賣益金は、國民所得の上からとうてい得られないという上において、私は絶対反対したものであります。
○山本公述人 私は今回のタバコ値上に反対でありまして、むしろできたらもつと下げてもらいたいということを言いたいと思います。その理由は、一つはタバコの國民生活における緊要度というものは、当局がお考えになつているのかどうか知りませんが、單なる嗜好心と違つた緊要度をもつているということ。もう一つはタバコの生産原價にくらべて、あまりにもばかばかしい値段をつけておる。
一面消費階層では、タバコ値上のために苦痛を感ずる。生産農民といたしましては、賠償金が安い。期せずしてそこに起る問題は、政府の計畫されるようなルートに豫定通りに乘らないで、そこに横流れというようなものが必然的に起つてくるのである。
これによつて特別會計の赤字を埋めるためにタバコ値上をやるといたしましても、おそらくはもつと少くてすんだのであります。從つて國民の負擔がそれだけ輕くなつたでありましよう。その國民の心理に與える影響というものは、私は決して輕いものではないと思う。
○周東委員 追加豫算の關係につきましては、いずれ税法關係がこの委員會にかかつてくる際にお尋ねしたいと思つておりますが、タバコ値上に關して私は今の川合君の御質問と關連して一、二お尋ねし、意見を申し上げたいと思います。川合君のタバコの專賣益金の收入が、税の非常な割合を占めることになつてきつつある今日、ともあれ値上に關しては國會の事前に審議をされるか、あるいはお話をされるべきぢやないか。
それからタバコ値上によつて非常に一般の大衆に御迷惑をかけておる點は非常に恐縮に思つておりますが、本豫算の赤字も四十八億も埋めまして、相當バランスシートをとつた豫算が組み得たという、ほんとうの豫算ができたということで御了承願いたいと思います。